江戸時代から続く技術を
未来へつなぐ鯉のぼり
創業95周年に蘇らせた「かなめ染(本染)」の鯉のぼり「天」は、ワタナベ鯉のぼりのモノづくりの真髄といえます。
「温故知新」をテーマに、次代を担う若い職人たちが中心となっていつまでも色鮮やかで魅力的な鯉のぼりに仕上がりました。
「天の神様に願いが届くように」と名付けられた「天」は化繊が主流の現代に、どっしりとした存在感で人気を博しています。
ワタナベ鯉のぼりは、明治37年の創業より一世紀以上にわたってのぼり作りの道を歩んで参りました。
我が子の成長と健康を願い掲げる鯉のぼりは、逆風がなければ泳がないことから、近年は困難に立ち向かう復興のシンボルにもなっています。
良質な三河木綿と清涼な河川、そして伝統工業の職人が集まる三河地方は、古くからのぼり作りに適していました。この地でワタナベ鯉のぼりは、本染・水洗い・黄色い腹部が特徴的な中部地方の「黄腹の鯉のぼり」の伝統を今日まで受け継いで参りました。
「伝統工芸はたんに技術の継承だけでなく、革新を続けていかなければならない」という創業者、初代渡辺要市の理念に基づき、新たな技術の導入や商品開発に取り組んでいます。
product
創業95周年に蘇らせた「かなめ染(本染)」の鯉のぼり「天」は、ワタナベ鯉のぼりのモノづくりの真髄といえます。
「温故知新」をテーマに、次代を担う若い職人たちが中心となっていつまでも色鮮やかで魅力的な鯉のぼりに仕上がりました。
「天の神様に願いが届くように」と名付けられた「天」は化繊が主流の現代に、どっしりとした存在感で人気を博しています。
伝統美を継承しつつ現代の空に映える美しい鯉のぼりを追求するために、デザインはもちろん生地にも日々こだわり続けています。
そうしてたどり着いた合繊製鯉のぼりの最高峰「吉祥天」をはじめとするそれぞれの作品は、すべて日本の工場で、職人の手により作られている美しい鯉のぼりです。
ジョージ王子の初節句を記念し英国に寄贈された「天華」など、豊富なラインナップを取り揃えております。
artisanry
古より伝わる手描き本染をワタナベ鯉のぼりでは初代渡辺要市の「要」から命名した「かなめ染」と呼んでいます。糊で筒引きした生地に顔料を刷毛で染めていく技法は、月日とともに新しい技術を取り入れ独自の進化を遂げてきました。
自然環境に配慮して自然素材にこだわり、木綿の生地に米粉の糊で筒引きして顔料で染めるという伝統を守りつつ絵柄や染め方は時代に合わせて変化させ、「温故知新」をテーマに鯉のぼり、そして武者絵幟に日々向き合っています。
のぼり作り一筋に百十余年。
これからも進化し続けます。